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起動しないMacからデータを救出する方法【Apple Silicon・Intel別|2026年版】

2024.07.28

起動しないMacBookからデータを救出する完全ガイド(Apple Silicon・Intel両対応・2026年版)

最終更新: 2026年7月16日 / Mac買取専門店 macsell(マクセル)

起動しないMacBookからデータを取り出す方法は、Macの「起動の度合い」と「チップ(Apple Silicon / Intel)」で決まります。

  1. 少しでも起動する → まずセーフモードで起動して外付けにコピー、または移行アシスタントで丸ごと新しいMacへ
  2. 電源は入るがmacOSが起動しない(Apple Silicon / M1〜)macOS復旧を起動し「ディスク共有」で別のMacからデータを吸い出す
  3. 電源は入るがmacOSが起動しない(Intel / 2020年以前)ターゲットディスクモード(Tキー起動)で外付けドライブとして接続

復旧モードすら起動しない・ロジックボードが故障している場合は、データ復旧サービス(高額)が最終手段です。そしてデータが取り出せなくても、壊れたMacBookはそのまま買取できます(当店ではデータ消去代行つき。無料オート査定はこちら)。

「MacBook Proが起動しなくなった。でも中の写真や仕事のデータだけは取り出したい」——当店(Mac買取専門店 macsell)には、こうしたMacが毎月持ち込まれます。諦めるのはまだ早いのと同時に、2020年以降のApple Silicon機(M1〜M4)は、Intel時代の“SSDを取り外して繋ぐ”手法が使えなくなったという重要な変化があります。この記事では、あなたのMacの状態とチップに合わせて、実際に有効なデータ救出手順だけを、試す順番のとおりに解説します。まず「電源そのものが入らない」場合は、MacBookの電源がつかない時の対処法で起動を試みてから、本記事に戻ってきてください。

起動しないMacからデータを救出する判断フローチャート(起動する→セーフモード/移行アシスタント、起動しない→Apple Siliconは共有ディスク・Intelはターゲットディスクモード、最終手段はデータ復旧サービスか買取)

この記事でわかること

  1. データ救出を始める前の2つの分かれ道
  2. あなたのMacがApple SiliconかIntelかの確認方法
  3. 【少しでも起動する】セーフモード・移行アシスタントでの救出
  4. 【Apple Silicon】ディスク共有でデータを取り出す手順
  5. 【Intel】ターゲットディスクモードでの取り出し
  6. それでもダメな時のデータ復旧サービスと最終判断
  7. やってはいけないNG行動と、再発防止のバックアップ

データ救出を始める前に — 2つの分かれ道

やみくもに操作する前に、まず状態を切り分けます。ここを間違えると、救えたはずのデータを自分で壊してしまうことがあります。

Macの状態 とるべきアプローチ 難易度
電源は入り、Appleロゴやログイン画面までは出る セーフモード起動 → 外付けにコピー/移行アシスタントで丸ごと移行
電源は入るが、途中で止まる・進まない Apple Silicon=ディスク共有/Intel=ターゲットディスクモード
電源もランプも全く反応しない まず電源がつかない対処法を試す → 復旧不能ならデータ復旧サービス or 買取
大前提: これから紹介する手順は、いずれもストレージ(SSD)自体が生きていることが条件です。物理的に壊れている場合は自力での救出は難しく、専門のデータ復旧サービスの領域になります。

最初に確認: あなたのMacはApple Silicon? Intel?

データ救出はチップによって手順がまったく異なります。特に、古い解説記事に出てくる「ターゲットディスクモード(Tキー)」や「SSDを取り外して繋ぐ」方法は、2020年以降のApple Silicon機(M1・M2・M3・M4)では使えません

起動できない状態でも見分けられます: 目安 2020年11月以降に発売されたMacBook Air / Pro → Apple Silicon。Touch Barがある2016〜2019年のMacBook Pro、および2020年以前のモデル → Intel。本体裏面の型番(Aから始まる番号)で検索しても確認できます。

⚠ Apple Silicon機の最重要ポイント

Apple Silicon(M1〜)のMacは、内蔵SSDがロジックボードに直付け(はんだ付け)されており、Intel時代のようにSSDを取り外して別のPCに繋ぐことができません。つまり基板が生きていれば「ディスク共有」で救出できますが、基板が故障するとSSDだけを取り出す方法が存在しないため、自力救出のハードルが一気に上がります。だからこそ、動くうちのバックアップが決定的に重要です。

【少しでも起動する場合】まず試すべき2つの方法

1

セーフモードで起動して外付けにコピー全機種(手順が異なる)

通常起動でつまずくMacBookでも、最低限の機能だけで立ち上げるセーフモードなら起動できることがあります。起動できたら外付けドライブを繋ぎ、Finderで大事なファイルからコピーしてください。

Apple Silicon: 電源を切る → 電源ボタンを、起動ディスクと「オプション」ボタンが表示されるまで押し続ける → 起動ディスクを選び、Shiftキーを押しながら「セーフモードで続ける」をクリック。

Intel: 電源を入れた直後からShiftキーを押し続け、ログイン画面が出たら離す。画面右上に「セーフブート」と表示されれば成功です。

コツ: コピーは最も失いたくないファイル(写真・仕事の書類)から順に。途中でMacが再び固まっても、優先度の高いものは確保できます。
2

移行アシスタントで丸ごと新しいMacへ全機種

買い替えとセットなら、移行アシスタントで不調なMacから新しいMacへ、アプリ・アカウント・ファイルをまとめて移すのが確実です。両方のMacで「移行アシスタント」を開き、案内に従って接続します。Time Machineバックアップや起動ディスクからの移行にも対応しています。

ポイント: セーフモードでは起動できるが通常起動が不安定、という状態でも、移行アシスタントなら必要なデータを一括で救い出せることがあります。

【Apple Silicon / M1〜】ディスク共有でデータを取り出す

電源は入るが通常起動しない、セーフモードもダメ——というApple Silicon機では、macOS復旧の「ディスク共有」が本命です。これはIntel時代の「ターゲットディスクモード」に代わる、Apple Silicon用の仕組みです。正常に動くもう1台のMacが必要になります。

Apple Silicon Macでディスク共有を使ってデータを取り出す接続図(起動しないMacをmacOS復旧で起動しユーティリティのディスク共有を選択、ケーブルで正常なMacと直結してFinderからコピー)

1

不調なMacをmacOS復旧で起動するApple Silicon

Macを完全に電源オフにし、「システムボリュームと”オプション”ボタンが表示される」まで電源ボタンを押し続けます。表示されたら「オプション」→「続ける」をクリックして復旧モードに入ります。
※ Apple Silicon機では「Command + R」は使いません。これはIntel機の手順です。

2

「ユーティリティ」→「ディスク共有」を選ぶApple Silicon

復旧アプリの上部メニューから「ユーティリティ」>「ディスク共有」を選択し、共有したいボリュームを選んで「共有を開始」をクリックします。

3

正常なMacとケーブルで直結してコピーApple Silicon

USB-C / Thunderboltケーブルで2台のMacを直接つなぐと、正常なMac側のFinder → サイドバーの「ネットワーク」に不調なMacが表示されます。ダブルクリックして「別名で接続」→「ゲスト」を選んで接続すると、ディスクの中身が開けます。あとは必要なファイルを、正常なMacや別の外付けドライブへコピーするだけです。

注意: ストレージが暗号化(FileVault)されている場合は、コピー時にログインパスワードの入力を求められます。パスワードが不明だとアクセスできません。

【Intel / 2020年以前】ターゲットディスクモードでの取り出し

Intel Macなら、昔ながらのターゲットディスクモードが使えます。不調なMacを「外付けドライブ」として正常なMacに認識させる方法です。

1

2台のMacをケーブルで接続Intel Macのみ

Thunderbolt または USB-Cケーブルで2台のMacを接続します。

2

不調なMacをTキーで起動Intel Macのみ

不調なMacの電源を入れ、すぐに「T」キーを押し続けます。成功すると、正常なMac側に外付けドライブとして表示されます(不調なMac側の画面にThunderbolt / USBのアイコンが出ることもあります)。

3

FinderでファイルをコピーIntel Macのみ

正常なMacのFinderで、認識された不調なMacのドライブを開き、必要なファイル・フォルダを外付けドライブやデスクトップにコピーします。本体を分解する必要がないのが利点です。

さらに古い機種は: 2012年以前のMacBook(ドライブが交換可能な世代)なら、内蔵ドライブを取り外して外付けケースに入れ、別のPCで読み出す方法もあります。ただしネジ・コネクタの破損リスクがあり、自信がなければ無理は禁物です。

それでもダメなら — データ復旧サービスという最終手段

復旧モードすら起動しない、ディスクが認識されない、水没・落下でストレージ自体が物理的に損傷している——こうした場合は、専門のデータ復旧サービスが最後の選択肢になります。ただし判断は慎重に。

項目 実情
費用 物理故障は高額になりやすい(数万円〜数十万円のケースもある)
成功率 完全な復旧は保証されない。特にApple SiliconはSSDが基板直付けのため難度が高い
プライバシー 機密データを第三者に預けることになる点は理解しておく

「そこまでの費用をかけてまで取り出したいデータか?」を一度立ち止まって考えることが大切です。多くの方は、本当に必要なデータは①〜⑤の自力手順か、過去のバックアップ・クラウドで足りることに気づきます。

やってはいけないNG行動3つ

⚠ これをやると「救えたはずのデータ」を永久に失います

  1. 水濡れ・結露の疑いがあるのに電源を入れる/充電する — ショートでロジックボードが焼損し、生きていたSSDまで道連れになります。Apple Siliconは基板が死ぬとSSDだけの救出手段がありません。
  2. 焦って何度も再起動・強制終了を繰り返す — ストレージに負荷がかかり、読み出せたはずのデータが壊れることがあります。まず状態を切り分けてから操作を。
  3. 自信がないのに分解して基板やコネクタに触る — 静電気での二次故障やコネクタ破損で、復旧もデータ救出も不能になります。当店の査定でも、分解痕やコネクタ破損は減額対象です。

データが取り出せなくても、壊れたMacはそのまま買取できます

ここまでの手順でデータが救出できれば理想ですが、取り出せなかった場合でも、そのMacBookには買取価値が残っています。当店はMac買取専門店として、電源が入らない・起動しない・水没・画面割れといった故障・ジャンク品のMacを日常的に査定しています。

「データを消せないまま手放すのが不安」という方へ: 当店ではデータ消去の代行に対応しています。具体的な対応条件はお問い合わせ時にご案内します。

買取事例

起動しない状態やデータが取り出せない状態でお持ち込みいただいたMacの買取事例は、買取実績一覧で毎週更新しています。

起動しないMacBook、
データごと抱えて悩む前にご相談を。

壊れていても、水濡れでも、データが取り出せなくても査定OK。データ消去の代行にも対応しているので、「中身を消せないまま処分するのが怖い」という方もご安心ください。
放置するほどバッテリーは劣化し、買取相場は下がっていきます。

無料で今の価値を見る(30秒オート査定)

全国対応・送料当店負担の宅配買取/ フォーム・LINE・お電話(096-200-5100)でもご相談OK
※査定キャンセル時の返送料のみお客様のご負担となります

再発防止 — 二度と困らないためのバックアップ

データ救出に成功しても失敗しても、この経験から学ぶべきことは一つ。動いているうちのバックアップです。Apple Siliconは基板が死ぬとSSDを取り出せない以上、バックアップの重要性はIntel時代よりむしろ高まっています。

方法 特徴
Time Machine 外付けドライブを繋いで設定するだけで自動バックアップ。macOS標準機能で最も手軽
iCloud / クラウド 写真・書類をオンラインに保存。本体が壊れても別端末から取り出せる
手動コピー 重要ファイルをこまめに外付けやUSBメモリへ。ローカルとクラウドの二重化が理想
おすすめ: Time Machine(自動)+ クラウド(重要ファイル)の二段構えなら、次に起動しなくなっても「データはもう手元にある」状態を作れます。

よくある質問

M1/M2のMacBookが起動しません。SSDを取り出して別のPCで読めますか?
できません。Apple Silicon(M1〜)のMacは内蔵SSDが基板に直付けされており、物理的に取り外せません。基板が生きていれば「macOS復旧>ディスク共有」で別のMacから読み出せますが、基板が故障している場合は自力での救出は難しく、データ復旧サービスの領域になります。
ターゲットディスクモードで繋いでも認識されません。
ターゲットディスクモード(Tキー)はIntel Mac専用の手順です。お使いのMacがApple Silicon(2020年以降のM1〜)の場合は反応しません。その場合はmacOS復旧の「ディスク共有」を使ってください。またIntel機でも、ストレージ自体が物理故障していると認識されないことがあります。
FileVaultで暗号化しています。データは取り出せますか?
はい、ログインパスワード(またはFileVaultの復旧キー)がわかれば取り出せます。ディスク共有やターゲットディスクモードで接続後、コピー時にパスワードの入力を求められます。逆に、パスワードも復旧キーも不明な場合は、暗号化されたデータにはアクセスできません。
データが取り出せなかったMacでも買取してもらえますか?
はい。当店は故障・ジャンク品のMac買取を専門としており、起動しない・データが取り出せない状態でも査定できます。「中身を消せないまま手放すのが不安」という方向けに、データ消去の代行にも対応しています。ただしApple IDと紐づいた「アクティベーションロック」が残っていると買取価格が下がるため、可能であれば事前の解除をおすすめします(解除方法と代行の解説)。
そもそも電源が入らず、復旧モードにも入れません。
まずは電源系のトラブルの可能性があります。純正充電器での充電や強制再起動などをMacBookの電源がつかない時の対処法で試してください。それでも一切反応がなければ、ロジックボード等のハードウェア故障が濃厚です。データはデータ復旧サービス、本体は壊れたまま買取、という判断になります。
macsell査定担当

この記事の監修
Mac買取専門店 macsell(マクセル)山内幸一郎
熊本県熊本市のMac・PC買取専門店。ジャンク・故障品を含め年間500台以上のMacを査定。起動しないMac・データが取り出せないMacの持込対応の現場で得た知見をもとに執筆しています。
会社概要買取の流れ

参考: Apple公式「Appleシリコンを搭載したMacでmacOS復旧を使用する」「ターゲットディスクモードを使って2台のMacコンピュータ間でファイルを転送する」「移行アシスタントで新しいMacに転送する」「MacでTime Machineを使ってファイルのバックアップを作成する」。本記事の手順は2026年7月時点でApple公式文書と照合済みです。

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