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起動可能なmacOSインストーラUSBの作り方【Tahoe 26対応・コマンド早見表つき】

2024.08.07

起動可能なmacOSインストーラUSBの作り方(Tahoe 26対応・M1以降/Intel対応・2026年版)

起動可能なmacOSインストーラUSBは、次の3ステップで作れます(Apple公式の手順)。

  1. macOSインストーラをダウンロード(App Store/システム設定のソフトウェアアップデート/Apple公式リンクから。「Install macOS Tahoe」などのアプリが手に入ればOK)
  2. USB(32GBあれば確実)を挿し、ターミナルで createinstallmedia コマンドを1行実行
  3. できたUSBから起動(Apple Siliconは電源ボタン長押しIntelは Option キーを押しながら起動)

ただし——「Macを初期化したいだけ」ならUSBは作らなくて済むことがほとんどです。まずはUSBが必要かどうかの判定から確認してください。

「古いMacに昔のmacOSを入れ直したい」「ネットにつながらないMacをまっさらにしたい」——そんなときに使うのが起動可能(ブータブル)なmacOSインストーラUSBです。当店(Mac買取専門店 macsell)でも、買取前の動作確認やOS入れ直しで日常的に作成しています。この記事では、2026年最新の macOS Tahoe 26 に対応したコマンドを、Apple公式の手順そのままに、コピペで使える形で解説します。あわせて、そもそもUSBを作らずに済むケースの見分け方も最初に整理します。

この記事でわかること

  1. そもそも起動可能インストーラUSBは必要?(不要なケースの見分け方)
  2. 事前に用意するもの(USB容量・対応機種・ネット接続)
  3. 作成3ステップ(ダウンロード→コマンド実行→USBから起動)
  4. macOSバージョン別 createinstallmedia コマンド早見表(Tahoe〜Monterey)
  5. つまずきやすいポイントとNG行動
  6. 古いMacを最新環境にする前に検討したい「買い替え」という選択肢

そもそも起動可能インストーラUSBは必要?

先に結論です。「Macを初期化したい」「macOSをきれいに入れ直したい」だけなら、多くの場合USBインストーラは不要です。2018年以降のIntel Mac(T2チップ搭載)とApple Silicon(M1以降)は、「すべてのコンテンツと設定を消去」macOS復元(リカバリ)だけで初期化・再インストールが完結します。

起動可能インストーラUSBが必要か不要かの判定フローチャート。初期化・入れ直しだけなら不要、ダウングレードやオフライン導入・復元不能時は必要

やりたいこと USBインストーラ 代わりの方法
今のMacを初期化して売る・譲る/入れ直す 不要なことが多い 「すべてのコンテンツと設定を消去」or macOS復元
今より古いmacOSにダウングレードしたい 必要
ネットのない環境/複数台にまとめて入れたい 必要
macOS復元も起動もできない(回復領域が壊れている) 必要
初期化してからOSを入れ直す「クリーンインストール」の手順そのものは、macOSクリーンインストールの注意点・手順で詳しく解説しています。まず初期化だけで足りるかを、そちらとあわせて確認するのがおすすめです。

事前に用意するもの

項目 内容
USBメモリ 32GBあれば確実(Apple公式は「32GBあれば十分」としています。古いmacOSなら16GBでも足りる場合あり)。作成時に自動で「Mac OS拡張(ジャーナリング)」形式に消去されるため、中身は空にしておく
作成に使うMac 原則、ダウンロードするmacOSに対応したMacで作業する
インターネット接続 インストーラがそのMac固有のファームウェア情報を取得するため必須
管理者パスワード コマンド実行時(sudo)に入力が必要

⚠ 作成するとUSBの中身は全消去されます

createinstallmedia は指定したUSBを問答無用で初期化します。写真や書類など、消えて困るデータが入っていないUSBを使ってください。

対応機種の確認(Tahoe 26 は Intel対応の最後の世代)

2026年時点の最新は macOS Tahoe 26 です。重要な節目として、Tahoe 26 はIntel Macに対応する最後のメジャーmacOSで、次期 macOS 27 以降は Apple Silicon 専用になる見込みです。

区分 Tahoe 26 対応の目安
Apple Silicon M1以降 2020年11月以降のM1以降搭載Mac(MacBook Air/Pro・iMac・Mac mini・Mac Studio・Mac Pro)はすべて対応
Intel 最後の対応世代 MacBook Pro(16インチ・2019)/MacBook Pro(13インチ・2020, Thunderbolt 3ポート×4)/iMac(2020)/Mac Pro(2019)

上記より古いIntel Macは Tahoe 26 非対応です。その場合は、そのMacが対応する範囲の古いmacOS(Sequoia・Sonoma など)のインストーラを作ります。作りたいmacOSに対応していないMacでは、そのインストーラは作成・起動できません。

起動可能インストーラUSBの作成 3ステップ

1

macOSインストーラをダウンロードする全機種

入れたいmacOSのフルインストーラを入手します。方法は3つあります。

  • App Storeから入手(例:「macOS Tahoe」で検索 →「入手」)
  • システム設定 > 一般 > ソフトウェアアップデートから(現行〜最新版)
  • Apple公式サポートページのダウンロードリンクから(旧バージョンはこちら)
ポイント: ダウンロードするだけでOK。インストーラが自動で開いたら、そのまま終了してかまいません(今インストールする必要はありません)。ダウンロード後、アプリ名が 「Install macOS Tahoe」 のようになっていれば成功です。.dmg.pkg で落ちてきた場合は、そこからアプリを取り出す必要があります。
2

ターミナルで createinstallmedia を実行する全機種

USBメモリをMacに接続し、「アプリケーション > ユーティリティ > ターミナル」を開いて、入れたいmacOSに対応する下記コマンドを1行貼り付けて実行します。

macOS Tahoe の例:

sudo /Applications/Install\ macOS\ Tahoe.app/Contents/Resources/createinstallmedia --volume /Volumes/MyVolume
2か所だけ、自分の環境に合わせます:
MyVolume の部分 → お使いのUSBメモリの名前に変更(例: USB名が「USB16GB」なら /Volumes/USB16GB
・macOSの名前(Tahoe の部分)→ 入れたいバージョンに合わせる(下の早見表参照)

実行すると管理者パスワードを求められるので入力(画面には表示されません)。続いて「Yを入力してReturn」でUSBの消去に同意すると作成が始まります。完了メッセージが出るまで待てば完成です。USBの名前は「Install macOS Tahoe」に変わります。

3

作成したUSBから起動する全機種(手順が異なる)

Macをいったんシステム終了し、作ったUSBを直接つないでから起動します。ここはApple SiliconとIntelで操作が違います。

Apple Silicon(M1以降): 電源ボタンを「起動オプションを読み込み中」と表示されるまで押し続け、表示されたUSB(起動可能インストーラ)を選んで「続ける」。

Intel Mac: 電源を入れた直後から Option(Alt)キーを押し続け、起動ディスクの一覧が出たらUSBを選んでReturn。

Intelの落とし穴(T2チップ搭載機): 2018年以降のIntel MacでUSBから起動できない場合は、macOS復元の「起動セキュリティユーティリティ」で「外部メディア/リムーバブルメディアからの起動を許可」に設定してください。この設定はApple Siliconにはなく、電源長押しだけで起動できます(両者の違いとしてよく誤解される点です)。

macOSバージョン別 createinstallmedia コマンド早見表

入れたいmacOSに合わせて、下記コマンドの MyVolume をUSB名に変えて実行してください(いずれもApple公式の記載どおり)。

# macOS Tahoe(26)
sudo /Applications/Install\ macOS\ Tahoe.app/Contents/Resources/createinstallmedia --volume /Volumes/MyVolume

# macOS Sequoia(15)
sudo /Applications/Install\ macOS\ Sequoia.app/Contents/Resources/createinstallmedia --volume /Volumes/MyVolume

# macOS Sonoma(14)
sudo /Applications/Install\ macOS\ Sonoma.app/Contents/Resources/createinstallmedia --volume /Volumes/MyVolume

# macOS Ventura(13)
sudo /Applications/Install\ macOS\ Ventura.app/Contents/Resources/createinstallmedia --volume /Volumes/MyVolume

# macOS Monterey(12)
sudo /Applications/Install\ macOS\ Monterey.app/Contents/Resources/createinstallmedia --volume /Volumes/MyVolume
Big Sur以前のさらに古いバージョンのコマンドは、Apple公式「macOSの起動可能なインストーラを作成する方法」に一覧があります。コマンドの打ち間違い(スペースの前のバックスラッシュ抜けなど)は失敗の最多原因なので、手打ちせずコピペを推奨します。

つまずきやすいポイントとNG行動

⚠ ここでつまずく人が多い3点

  1. コマンドを手打ちして失敗Install\ macOS のバックスラッシュ(スペースの前)が抜けると動きません。必ずコピー&ペーストで。
  2. USB名の変更を忘れるMyVolume のままだと「そんなボリュームは無い」とエラーに。実際のUSB名に置き換えてください。
  3. 非対応のmacOSを入れようとする — そのMacが対応していないmacOSは、インストーラを作れても起動・インストールできません。対応バージョンを事前に確認しましょう。

なお、「初期化して売りたいだけ」なのにUSB作成でつまずいているなら、遠回りかもしれません。前述のとおり、Apple Silicon・T2搭載機なら「すべてのコンテンツと設定を消去」やmacOS復元だけで完了します。

古いMacを最新環境にする前に:買い替えという選択肢

「わざわざUSBを作ってまで、古いMacに最新macOSを入れたい」——その手間をかける前に、一度立ち止まって考える価値があります。特に発売から年数の経ったモデルでは、最新OSを載せても動作がもたつく・対応が打ち切られる、というケースが増えています。

古いMacを使い続ける 売って買い替える
手間 USB作成・OS再インストール・不具合の切り分け 査定に出す → 新しいMacへ移行
費用感 0円だが時間と手間がかかる/今後もOS非対応のリスク 買取額を新機種の資金に充当できる
向いている人 特定の古いmacOS・アプリをどうしても使いたい 動作が重い・サポート終了が近い・買い替えを検討中
目安: Tahoe 26 で「Intel対応が最後」となったように、古い機種ほど今後のmacOS非対応が現実的になります。下取り・買取に出すなら、価値があるうちが有利です。

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よくある質問

USBメモリは何GB必要ですか?
Apple公式は「32GBあれば十分」としています。古いバージョンなら16GBで足りる場合もあります。作成時にUSBは自動で「Mac OS拡張(ジャーナリング)」形式に消去されるため、中身が空のものを使ってください。
「createinstallmedia」コマンドを実行しても失敗します。
最も多い原因はコマンドの打ち間違いです。スペースの前のバックスラッシュ(Install\ macOS)が抜けていないか、末尾の MyVolume を実際のUSB名に置き換えているかを確認してください。手打ちせずコピー&ペーストするのが確実です。それでも失敗する場合は、インストーラのダウンロードが不完全な可能性があるため、入れ直してください。
Apple SiliconのMacで作ったUSBから起動できません。
Apple Silicon(M1以降)は、電源ボタンを「起動オプションを読み込み中」と出るまで押し続けてから、USBを選びます。短く押すだけでは通常起動してしまいます。なお、外部起動を許可する「起動セキュリティユーティリティ」の設定はApple Siliconには不要です(この設定が要るのは2018年以降のT2搭載Intel Macです)。
そもそもMacを初期化したいだけなのですが、USBは必要ですか?
多くの場合は不要です。Apple Silicon(M1以降)と2018年以降のT2搭載Intel Macは、「すべてのコンテンツと設定を消去」またはmacOS復元だけで初期化・再インストールが完結します。USBインストーラが要るのは、古いmacOSへのダウングレード、ネットのない環境や複数台へのまとめて導入、macOS復元自体が壊れている場合などです。
古いMacに最新のmacOS Tahoeは入れられますか?
Tahoe 26に対応しているMacであれば可能です。Apple Silicon(M1以降)は全機種対応、Intelは2019〜2020年の一部モデル(MacBook Pro 16インチ2019、MacBook Pro 13インチ2020の4ポート、iMac 2020、Mac Pro 2019)が最後の対応世代です。これより古いMacは非対応のため、その機種が対応する範囲の古いmacOSを使います。動作の重さやサポート終了が気になる場合は、買い替え(下取り)も選択肢です。
macsell査定担当

この記事の監修
Mac買取専門店 macsell(マクセル)山内幸一郎
熊本県熊本市のMac・PC買取専門店。ジャンク・故障品を含め年間500台以上のMacを査定。買取前の動作確認・OS入れ直しの現場で得た知見をもとに執筆しています。
会社概要買取の流れ

参考: Apple公式「macOS の起動可能なインストーラを作成する方法」「macOS Tahoe 26 に対応しているコンピュータ」。本記事のコマンド・手順は2026年7月16日時点でApple公式文書と照合済みです。

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