起動可能なmacOSインストーラUSBの作り方【Tahoe 26対応・コマンド早見表つき】

起動可能なmacOSインストーラUSBは、次の3ステップで作れます(Apple公式の手順)。
- macOSインストーラをダウンロード(App Store/システム設定のソフトウェアアップデート/Apple公式リンクから。「Install macOS Tahoe」などのアプリが手に入ればOK)
- USB(32GBあれば確実)を挿し、ターミナルで
createinstallmediaコマンドを1行実行 - できたUSBから起動(Apple Siliconは電源ボタン長押し、Intelは Option キーを押しながら起動)
ただし——「Macを初期化したいだけ」ならUSBは作らなくて済むことがほとんどです。まずはUSBが必要かどうかの判定から確認してください。
「古いMacに昔のmacOSを入れ直したい」「ネットにつながらないMacをまっさらにしたい」——そんなときに使うのが起動可能(ブータブル)なmacOSインストーラUSBです。当店(Mac買取専門店 macsell)でも、買取前の動作確認やOS入れ直しで日常的に作成しています。この記事では、2026年最新の macOS Tahoe 26 に対応したコマンドを、Apple公式の手順そのままに、コピペで使える形で解説します。あわせて、そもそもUSBを作らずに済むケースの見分け方も最初に整理します。
- そもそも起動可能インストーラUSBは必要?(不要なケースの見分け方)
- 事前に用意するもの(USB容量・対応機種・ネット接続)
- 作成3ステップ(ダウンロード→コマンド実行→USBから起動)
- macOSバージョン別 createinstallmedia コマンド早見表(Tahoe〜Monterey)
- つまずきやすいポイントとNG行動
- 古いMacを最新環境にする前に検討したい「買い替え」という選択肢
そもそも起動可能インストーラUSBは必要?
先に結論です。「Macを初期化したい」「macOSをきれいに入れ直したい」だけなら、多くの場合USBインストーラは不要です。2018年以降のIntel Mac(T2チップ搭載)とApple Silicon(M1以降)は、「すべてのコンテンツと設定を消去」やmacOS復元(リカバリ)だけで初期化・再インストールが完結します。

| やりたいこと | USBインストーラ | 代わりの方法 |
|---|---|---|
| 今のMacを初期化して売る・譲る/入れ直す | 不要なことが多い | 「すべてのコンテンツと設定を消去」or macOS復元 |
| 今より古いmacOSにダウングレードしたい | 必要 | — |
| ネットのない環境/複数台にまとめて入れたい | 必要 | — |
| macOS復元も起動もできない(回復領域が壊れている) | 必要 | — |
事前に用意するもの
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| USBメモリ | 32GBあれば確実(Apple公式は「32GBあれば十分」としています。古いmacOSなら16GBでも足りる場合あり)。作成時に自動で「Mac OS拡張(ジャーナリング)」形式に消去されるため、中身は空にしておく |
| 作成に使うMac | 原則、ダウンロードするmacOSに対応したMacで作業する |
| インターネット接続 | インストーラがそのMac固有のファームウェア情報を取得するため必須 |
| 管理者パスワード | コマンド実行時(sudo)に入力が必要 |
⚠ 作成するとUSBの中身は全消去されます
createinstallmedia は指定したUSBを問答無用で初期化します。写真や書類など、消えて困るデータが入っていないUSBを使ってください。
対応機種の確認(Tahoe 26 は Intel対応の最後の世代)
2026年時点の最新は macOS Tahoe 26 です。重要な節目として、Tahoe 26 はIntel Macに対応する最後のメジャーmacOSで、次期 macOS 27 以降は Apple Silicon 専用になる見込みです。
| 区分 | Tahoe 26 対応の目安 |
|---|---|
| Apple Silicon M1以降 | 2020年11月以降のM1以降搭載Mac(MacBook Air/Pro・iMac・Mac mini・Mac Studio・Mac Pro)はすべて対応 |
| Intel 最後の対応世代 | MacBook Pro(16インチ・2019)/MacBook Pro(13インチ・2020, Thunderbolt 3ポート×4)/iMac(2020)/Mac Pro(2019) |
上記より古いIntel Macは Tahoe 26 非対応です。その場合は、そのMacが対応する範囲の古いmacOS(Sequoia・Sonoma など)のインストーラを作ります。作りたいmacOSに対応していないMacでは、そのインストーラは作成・起動できません。
起動可能インストーラUSBの作成 3ステップ
macOSインストーラをダウンロードする全機種
入れたいmacOSのフルインストーラを入手します。方法は3つあります。
- App Storeから入手(例:「macOS Tahoe」で検索 →「入手」)
- システム設定 > 一般 > ソフトウェアアップデートから(現行〜最新版)
- Apple公式サポートページのダウンロードリンクから(旧バージョンはこちら)
.dmg や .pkg で落ちてきた場合は、そこからアプリを取り出す必要があります。ターミナルで createinstallmedia を実行する全機種
USBメモリをMacに接続し、「アプリケーション > ユーティリティ > ターミナル」を開いて、入れたいmacOSに対応する下記コマンドを1行貼り付けて実行します。
macOS Tahoe の例:
sudo /Applications/Install\ macOS\ Tahoe.app/Contents/Resources/createinstallmedia --volume /Volumes/MyVolume
・
MyVolume の部分 → お使いのUSBメモリの名前に変更(例: USB名が「USB16GB」なら /Volumes/USB16GB)・macOSの名前(
Tahoe の部分)→ 入れたいバージョンに合わせる(下の早見表参照)実行すると管理者パスワードを求められるので入力(画面には表示されません)。続いて「Yを入力してReturn」でUSBの消去に同意すると作成が始まります。完了メッセージが出るまで待てば完成です。USBの名前は「Install macOS Tahoe」に変わります。
作成したUSBから起動する全機種(手順が異なる)
Macをいったんシステム終了し、作ったUSBを直接つないでから起動します。ここはApple SiliconとIntelで操作が違います。
Apple Silicon(M1以降): 電源ボタンを「起動オプションを読み込み中」と表示されるまで押し続け、表示されたUSB(起動可能インストーラ)を選んで「続ける」。
Intel Mac: 電源を入れた直後から Option(Alt)キーを押し続け、起動ディスクの一覧が出たらUSBを選んでReturn。
macOSバージョン別 createinstallmedia コマンド早見表
入れたいmacOSに合わせて、下記コマンドの MyVolume をUSB名に変えて実行してください(いずれもApple公式の記載どおり)。
# macOS Tahoe(26) sudo /Applications/Install\ macOS\ Tahoe.app/Contents/Resources/createinstallmedia --volume /Volumes/MyVolume # macOS Sequoia(15) sudo /Applications/Install\ macOS\ Sequoia.app/Contents/Resources/createinstallmedia --volume /Volumes/MyVolume # macOS Sonoma(14) sudo /Applications/Install\ macOS\ Sonoma.app/Contents/Resources/createinstallmedia --volume /Volumes/MyVolume # macOS Ventura(13) sudo /Applications/Install\ macOS\ Ventura.app/Contents/Resources/createinstallmedia --volume /Volumes/MyVolume # macOS Monterey(12) sudo /Applications/Install\ macOS\ Monterey.app/Contents/Resources/createinstallmedia --volume /Volumes/MyVolume
つまずきやすいポイントとNG行動
⚠ ここでつまずく人が多い3点
- コマンドを手打ちして失敗 —
Install\ macOSのバックスラッシュ(スペースの前)が抜けると動きません。必ずコピー&ペーストで。 - USB名の変更を忘れる —
MyVolumeのままだと「そんなボリュームは無い」とエラーに。実際のUSB名に置き換えてください。 - 非対応のmacOSを入れようとする — そのMacが対応していないmacOSは、インストーラを作れても起動・インストールできません。対応バージョンを事前に確認しましょう。
なお、「初期化して売りたいだけ」なのにUSB作成でつまずいているなら、遠回りかもしれません。前述のとおり、Apple Silicon・T2搭載機なら「すべてのコンテンツと設定を消去」やmacOS復元だけで完了します。
古いMacを最新環境にする前に:買い替えという選択肢
「わざわざUSBを作ってまで、古いMacに最新macOSを入れたい」——その手間をかける前に、一度立ち止まって考える価値があります。特に発売から年数の経ったモデルでは、最新OSを載せても動作がもたつく・対応が打ち切られる、というケースが増えています。
| 古いMacを使い続ける | 売って買い替える | |
|---|---|---|
| 手間 | USB作成・OS再インストール・不具合の切り分け | 査定に出す → 新しいMacへ移行 |
| 費用感 | 0円だが時間と手間がかかる/今後もOS非対応のリスク | 買取額を新機種の資金に充当できる |
| 向いている人 | 特定の古いmacOS・アプリをどうしても使いたい | 動作が重い・サポート終了が近い・買い替えを検討中 |
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よくある質問
USBメモリは何GB必要ですか?
「createinstallmedia」コマンドを実行しても失敗します。
Apple SiliconのMacで作ったUSBから起動できません。
そもそもMacを初期化したいだけなのですが、USBは必要ですか?
古いMacに最新のmacOS Tahoeは入れられますか?
参考: Apple公式「macOS の起動可能なインストーラを作成する方法」/「macOS Tahoe 26 に対応しているコンピュータ」。本記事のコマンド・手順は2026年7月16日時点でApple公式文書と照合済みです。



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